第0回 VR建築コンテストに関わって

前回記事からずいぶん時間が空いてしまいました、なにせ怒涛のように色々な波に飲まれて、おかげさまでとても充実した日々を過ごしてたものでブログが完全に疎かになっていました。

心機一転ということで、ブログもWordpressからはてなブログに変更して、これからできる限り続けていきたいという思いでこの記事を書いております。

 

 

 

経緯はまた別の記事にしたためますが、9月ごろxRArchi(イクスラーキ)というグループ(?)に参加しました。
”建築やそれに関わるもの×最先端技術”などでちょっとでも世の中楽しく、良くしたいねという人たちが集まったゆるーいコミュニティです。

 

 

 

顔合わせやプチ勉強会など情報交換もしながら、「第0回VR建築コンテスト」を運営する運びになり、先日12月16日に結果発表を行いました。

https://www.xrarchi.org/contest0-award

VR建築コンテストの概要につきましては上記リンクから飛びtopをご確認いただければと思いますが、xRArchiが用意した空間内に参加者が思い思いの「バーチャルな家」を制作して配置する、というものです。

結果的に、第0回の試験回にもかかわらず、結果的に61もの「バーチャルな家」が立ち並びました。

 

なんの弾みか僕は審査員の一人という立場を頂戴しまして、本当に僭越ながら、そんな器でも実力があるわけでもないのですが、皆様が考えてくださった「バーチャルなお家」をじっくり拝見させて頂きました。



圧巻です、感動しました。この感覚はVRに入って実際に体験いただく以外に言語化ができない…これだけ短期間の間に、しかも建築に関係ない方や建築関係者でもモデリングやUV展開・ゲームエンジンの扱いは初めて、といった方々がこぞって、楽しんで思い思いの「バーチャルな家」づくりに参加されていることがそれぞれのご提案から、改めて伝わって来ました。

 

それぞれのご提案を見て回らせていただく中で久々に、大学3年4年のとき感じていた設計演習や模型製作してた頃の楽しさが蘇ってきまして、ちょっと感極まっていました。

 

 こころの病気になる直前のところで踏みとどまって、建築なんぞもう二度とやらないと思って建築業界から去った僕ですが、結局3DCGも建築やインテリアCGが多いですし、UE4でもサヴォア邸のバーチャルツアーやVRなんか作ってるし根源的にはやっぱり建築好きなんでしょうね。



番匠さんの総評にもありますように、建築とxRが出会ってどうなるのかはまだ本当に未知数ですが、こういったVR建築コンテストやこれから出てくるであろう建築とxRのコンテンツやイベントが、僕のように道半ばで建築を諦めてしまった人たちに再び面白さを思い出してもらえたり、他業界の人達がものづくりの延長で空間づくりに興味を、楽しさを感じてもらえるように、第0回に関わったものとしてこれからも一緒に作り上げていきたいな、と感じております。

 

 

 

 

本コンテスト運営に際して、僕がUE4ベースでコンテンツ制作をしている都合で、技術的な面から運営に至るまで他の方に殆どお任せしてしまったことを大変申し訳なく思っています…xRArchiの中のひとりなのに。

本当に発案者のちなつさん、xRArchiのUnity得意部隊(特に龍さん、sabakichiさん)には頭が上がりません。

次があるなら運営側でしっかり協力したいですね。